豚もうブログ

主に友達や友達になれそうな人へ向けた日記

作品のキャッチ

ごじゃっぺカルテットの表紙の打ち合わせをしました。
デザイナーさんと編集さんと僕でズームで打ち合わせして僕が特に絶対こうしたいというのがなかったのでデザイナーさんを中心に作ることになりました。
で昨日ラフが送られてきたんですが良い感じです。
茨城の漫画だということをわかりやすくしようという方針で決まっていて、最初は茨城の有名なスポットを背景にキャラがいるみたいな感じになりそうだったのですが、同じような構成のご当地推し漫画の表紙が意外とパッと見ではご当地漫画だとわかりにくくて、そこで「茨城」という文字自体を大きく見せる表紙に決まりました。
パッと見て茨城という文字が入ってくるのでわかりやすいと思います。
 
これだけだと記事が短いのでもうひとネタ。
最近作品のキャッチについて考えていました。
キャッチという言葉が正しいのかわかりませんが、ここでは作品の売りみたいな部分を指しています。
このキャッチをつけるのが上手ければ漫画家として食べていけるのではないかと思いました。
漫画を描いてお金を手に入れるにヒットするかしないかは置いておいて編集会議を突破しないといけません。
この編集会議に通りやすいか否かって絵や話の技術力よりもどれだけ作品を売り出しやすいかが重要らしいからです。売り出し方がわかりやすい作品は企画会議を通りやすいとどこかの編集に言われたことがあります。
 
ここまでは前から頭に入っていたのですが、最近DVDで映画を見ていて本編が始まる前に映画のCMが何本か入っているじゃないですか、あれを見ていて思ったことがあります。
映画のCMが存在するって製作会社の壁を突破しているわけだからめちゃくちゃちゃんとキャッチが存在するってことじゃないかと。
漫画の出版と比べて映画ってめちゃくちゃお金かけてるしチェックする人も多いしそれらをかいくぐって来たってことは実はすごいんじゃないかと思いました。
ぶっちゃけCM見た時ってこれのどこが面白そうなんだ?って思うことも多々ありますが、そんな映画でもたくさんに人がチェックしてGOサインが出たわけで、そこを上手く見極めらるようになれば自分の作品のキャッチを考える勉強になるんじゃないかと思いました。
 
ということに気づいたら映画の予告見るのも楽しくなりました。
自分が好きなタイプの映画の予告はそもそも楽しいし、そうでない場合もなぜこれが企画会議を通れたかを考えていると楽しいです。
見るからに新しい映画で話を聞いただけでも興味が湧く映画もあるし、めちゃくちゃありきたりな話を流行りの俳優でやっているだけと思っていた映画もそのありきたりな設定というのは何回使われてもある程度は売れる王道設定ということです。
 
そういうネタ探し的な視点で色々見ていると描きたいものは尽きませんね。
 
 
 
画像はシティ・オブ・ゴッド・メリエルちゃん。
シティ・オブ・ゴッドめっちゃ面白かった~久々に心から楽しかったと宣言できる映画でした。

f:id:tonmohh:20200718143143j:plain