豚もうブログ

主に友達や友達になれそうな人へ向けた日記

絵柄の更新

金曜ロードショーでレディプレイヤー1を見ました。
レディプレイヤー1は劇場で1回見たので初見ではなかったんですが、2回目は2回目の楽しみ方ってありますよね。
子供の頃に聞いてた懐かしのアニソンを大人になってから聞くととても刺さるように、1回忘れかけた物を思い出すと懐かしさからかより好きになります。
 
 
それはさておきスピルバーグ監督は70年代から映画撮っててこんなに最新の映画も撮れるってすごいですよね。
もう70を超えるのにこんなに若者もハマる映画を撮れるのは驚きです。感性って古くなったりしないんでしょうか。
僕はおじいさんになっても作家を続けられたらなという思いがあるのでこういう年齢を重ねた後も活躍してる人を見ると自分も頑張ろうと思えます。
まあスピルバーグ監督はキングオブ映画監督すぎて人生の参考になるかは微妙ですが…漫画家に置き換えたら尾田栄一郎先生とか鳥山明先生とかみたいなものですからね…頑張ってどうにかなるレベルを超えてる。
 
 
ずっと何かを描いていく上で若い感性を保ち続けなければ仕事にできないのか不安になることがあります。
アニメーターでスタジオ勤務だった頃はみんなが描いた絵がスタジオに集まるので色んな人の上がりを見ることが出来ました。今は在宅なので人の上がりをあんまり見れなくなってしまいましたが。
それで大昔からアニメーターをやっている人だと絵柄に古さがある人もいます。
中には年を取っても絵柄が最新のものに進化し続けるとんでもない人もいるのですがそうでない人も少なからずいます。
で、自分が年を取った時に時代に合わせて絵柄を変え続けられるのか…。
こういう手癖みたいなものって意識して変えようとしてもなかなか変えるのは難しいところがありますので…。
 
…といってもそんなにこのことに関してはそんなに不安になったりしていないのですが。
絵柄が古くても結局仕事をもらえてる人はいるわけですからね。
たぶんデッサンが崩れてるとか等身が合わせられないとかそういうことの方が問題で自分の絵柄が古くなってもちゃんとした絵が描けるなら仕事はもらえるんじゃないかなと甘く見積もっています。基本的に作監さんが絵を直しちゃって自分の絵柄ってほとんど画面上にでないですし。
第一線でキャラクターデザインとして活躍し続けたい!とかだと絵柄を常に最新のものに変化させ続けなくちゃならないかもしれませんが、そういう風に頑張ってる人は自然と新しい絵を取り込んでいっているような印象です。
 
僕の場合は原画で食い扶持を確保できればそれで充分なのでなんとかなる…といいですね。
絵に関して努力を怠っているわけでもないですが、年を取って行ったらどうなるかわかりません。
細々とでも良いので描く仕事を続けられることを願います。
 
 
 
画像は漫才師メリエルちゃん。
今映画の火花を流しながら描いた。

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